06/16 為替と今後の景気の動向 ギリシャに迫る最後の日
これまでに何度もギリシャの危機、リスクを取り上げてきましたが、ようやく終局を迎えるようです。新政権であり、協議を出来るだけ長引かせたチプラス大統領も、そろそろ万策がつきてきたのではないかと言う見方が強まっています。ユーロに留まるのか、それともユーロから離脱するのかしっかりと行く末を見てみたいものです。
ユーロ側からはギリシャをどう見ているのか?
考えてみたいのはユーロとしてギリシャの事をどう考えているのかではないかと思います。ユーロ加盟時から偽りの続けているので、信用は既に失墜しているとは思いますが、立地を考えるとユーロに残したほうがいいのは事実です。
何かを切っ掛けにロシアと近くなられても困りますし、中国がギリシャの港を買収しているという話もあります。残っても離脱しても扱いにくい国と言うのは絶対に変わらないだろうと考えられるのが、ある意味面白いところではないかと思います。心配されるのは、いつデフォルトになるかです。
今の大統領では遅かれ早かれデフォルトになる事はほぼ間違いない言えるでしょう。問題は上記にも書きま次の段階に来ています。今まではデフォルトするかどうかが問題とされていましたが、ここに来て何時デフォルトするのかに話題が移り始めました。これはギリシャ大統領の実力が露見してしまったと言うことでしょう。
今日の為替予測
大きな経済指標FOMCを明日に控えてポジション調整が始まっているようです。黒田総裁の発言もあり一時期は大きく円安移行しましたが、ヨーロッパ、アメリカ市場では徐々に円安の可能性は大きいです。相変わらずユーロの情勢がわかり辛くはありますが、いずれデフォルトになる可能性は非常に高くなっています。
円安部分のトレンドを狙うのが良さそうですが、動き自体が少ない様子見の日と考えてもいいかもしれません。難しい日なのは変わりないので明日のFOMCを待って投資をすると言うのも戦略と言えるでしょう。